英語文化学科 2年 M.Nさん
- 留学体験記1_2018.5.1
早いものでマードック大学に到着してからもうすぐ3ヶ月が経とうとしています。授業課題に追われる平日と友達と出かけることの多い休日はとても忙しく時間の流れがすごく早いです。到着時点では30度近くだった気温も20度以下まで下がり始め、木々の色も黄色くなりはじめパースは秋模様になってきました。
2月~3月中はとても暑かったのでよく海に出かけました。パースはたくさん綺麗なビーチがあり、ほとんどがバスで行くことができます。なかでも一番きれいだったのは、ロットネスト島というパースからフェリーで30分程度の場所にある離島のビーチです。透き通った青色の海は、日本ではなかなかお目にかかれないのでとても興奮しました。また、ロットネスト島にはクォッカというここにしか生息しない動物もいます。クオッカは島中にいて、とても人懐っこく可愛いです。
4月に入ってからは、気温も下がりはじめ過ごしやすい日が多くなってきたので、シティやフリマントルを散策したり、公園に出かけたりすることが多くなりました。さて、マードック大学では約一か月に一度スタディブレイクという1週間休暇があります。私は3月下旬にあった1度目のスタディブレイクに、同じマードック大学の日本人留学生たちとシドニー旅行へ行きました。シドニーはパースから飛行機で約4時間程度で到着し、時差は3時間でした。一日目グリーブのフリーマーケットに、二日目はシドニーのフィッシュマーケットでブランチをしてからニュータウン、またシドニー中心部に戻ってクイーンヴィクトリアのショッピングモールに行きました。歴史的な建物とショッピングを一緒に楽しんだとても楽しい日でした。三日目の午前中はハイドパークを歩き回り、午後からは現代美術館、夜はシドニーオペラハウスに行きました。現代美術館は入場料無料でボリュームのある美しい現代美術を楽しむことができる場所でした。オペラハウスでは、オーストラリア国内の大学生であるおかげで安い学生料金でオペラ ドン・キホーテを鑑賞することができました。最終日の4日目はシドニー中心部を歩き回りました。 今回の旅のテーマは、パースでできないことをたくさんする!だったのでほとんど完遂できたと思います。 シドニーはパースに比べて非常に大きく忙しい地域でした。現代的な街の中に伝統的な建物が大切に保管されていたのも印象的でした。パースに住んでいることで、普段とは違った目線でオーストラリア国内を旅行できました。
セメスター1も後半戦に入り、課題の量が格段に増えてきましたが、この忙しさが毎日の充実感を与えてくれているように感じます。常に新しい体験が待っているこの生活がとても楽しいです。残り約7か月、大切に過ごしていきたいです。
- 留学体験記2_2018.7.1
パースにやってきて早くも4か月が過ぎ、セメスター1も終了しました。セメスターが終わるに近づき課題量も増え、試験への不安などで大変な日々もありましたが、息抜きに一歩外に出ると美しい自然に触れられるパースは勉強するには最適な場所だと思います。
最寄りのバス停からバスで30分の場所にある港町フリーマントルは私の一番のお気に入りスポットです。おいしい食べ物や美しい建物、おしゃれなお店やギャラリーなどがたくさんあり、毎回新しい発見のある何度行っても飽きない素敵な場所です。週末にはマーケットがあり、リーズナブルな価格で野菜や果物が買えたり、おもしろいお土産屋さんなどを楽しめたりできます。
特に私のお気に入りはフリーマントルの西側にあるビーチです。秋になって気温が下がってきたので海に入ることはもうできませんが、とてもきれいな夕陽を見ることができます。海辺でフィッシュアンドチップスを食べながら見る夕陽は格別です。
また、パース中心部にあるパースシティはとても都会で、何でも揃います。日中のパースシティはとても賑やかですが、私は夜のキングスパークから見下ろすパースシティの夜景が大好きです。色とりどりのライトが川に反射している姿は息をのむ光景です。
パースは決して大きな街ではありませんがすべてが近く便利で、素晴らしい景色と自然が目の前にある素晴らしい街です。おいしいコーヒーやおしゃれな建物、ビーチが好きな人ならば絶対に楽しめる場所だと思います。まだまだ見つけていないパースのおもしろい場所などを残りの留学期間で見つけていきたいです。
- 留学体験記3_2018.7.27
6月末から始まった1か月間の冬休みもついに終わりを迎えました。パースの冬は意外と寒く、15度以下の気温が続いています。夏とは正反対で雨もよく降るのでもっぱら屋内で過ごすことが増えました。友達と一緒に料理を作ったり、温かいコーヒーを飲むためにカフェに行ったりなどをよくしていました。
パースでは少し高くつくので、私は最近自炊をすることにハマっています。醤油やみりんなどの調味料もアジアンマーケットに行けば簡単に手に入るので日本料理を作るのもそんなに難しくありません。また、寮のキッチンには大きなオーブンがあるので友達と一緒にピザを作ったりすることもできます。野菜などは日本より少し安いように感じています。いろいろな材料を集めて新しい料理に挑戦するのもまた自炊の楽しみです。
さて、もう一つの私の楽しみは日本語チューターのボランティアです。私はセメスター1の途中からマードック大学からバスで30分ほど離れた場所にあるApplecross高校で日本語の授業のお手伝いをするボランティアに週一回参加させていただいています。11年生と12年生(日本でいうところの高校2年生と3年生)の金曜日にある日本語クラスに一時間ずつ生徒たちとトピックに沿った日本語会話の練習を一対一の形で指導しています。普段何気なく話している日本語を教えるのは意外と難しく、新しい発見がたくさんあります。高校生たちが熱心に日本語を勉強する姿を見ていると、自分も英語をもっと頑張ろう!という気持ちになれます。
また、授業中は英語と日本語を行き来することが多いので自分の英語力もこれを通じで伸ばせているように思います。
セメスター2の始まりも目と鼻の先です。新しい授業には少し緊張していますが、一日一日を大切に勉強も遊びも楽しみたいと思います。
- 留学体験記4_2018.10.30
10月に入り、パース初夏を迎えています。あんなに寒かった天気も週を追うごとに暖かくなってきて30度に近い気温になる日も出てきました。オーストラリアに来てから夏・秋・冬そして春を体験し、いつの間にかまた夏が始まっていることに驚いています。楽しい時間は本当にすぐに過ぎていくのだなと感じます。
さて、今回は毎年9月に行われているPerth Royal Showについて紹介したいと思います。 Royal Showはパースシティから電車で20分ほどの場所にある大きなイベント会場で開かれるお祭りです。ウェスタンオーストラリア州の牧場からいろいろな動物が集まった展示場や仔ヤギや羊、豚などと触れ合える場所もあります。牧羊犬の羊追いのショーなど、日本でなかなか見られないものもあります!そのほかには地元の特産品などの展示や即売会もありました。そして、Royal Showはそれだけでなく子供から大人まで楽しめるたくさんのアトラクションがあります。私は小さなジェットコースター、観覧車、迷路を試しましたが、どれもとても楽しかったです!夜には豪華な花火もあがるので、朝から晩まで一日中楽しめました。日本とはまた違ったお祭りを体験できてよかったです。
次に、パースでのTOEIC受験についてもお話しします。9月末、パースシティ内にある語学学校でTOEICを受験しました。
受験料は日本よりかなり高かったですが、受験する価値はあったと思います。留学中は、ネイティヴのクラスメイトや他国からの留学生と話すことばかりで、自分の英語力がまだまだだと毎日反省ばかりで過ごしていたので自分がどれほどスキルアップできたのかとても不安でした。この機会にTOEICを受けて現在の自分の英語力を実際に点数として見られたのは大きな自信につながりました。もちろん、語学の勉強にゴールはありませんが、自分のレベルを知るのは大切だし、今後のモチベーションにもつながっていくと思います。
パースでの生活も残すところあと一ヶ月です。思い残すことがないように、残りの期間しっかり留学生活を楽しみたいと思います。