英語文化学科 3年 M.Mさん
- 留学体験記1_2018.11.29
Eastern Washington UniversityがあるCheneyは自然に囲まれた町で、11月に入ってからは早くも雪が降り始め、秋学期も残すこと1週間となりました。今学期は初めての事ばかりで大変に思うことが多くありますが、たくさんの素敵な人々に恵まれ、毎日新しい学びや気づきがあり、とても充実しています。授業はGlobal Issues、Community Development、Linguistic Anthropology、Fast Fitnessをとり、最初はプレゼンテーションや課題の多さに必死でしたが、友人に手伝ってもらったり、教授に質問したりすることでこちらの授業にもかなり慣れてきたように思います。また、以前から興味があった難民、ホームレス、環境に関わるボランティアをしました。日本で生活していると気づかない世界が抱える問題について知ることで、将来自分がどのように世界に貢献できるのか考えると同時に、自分の知識や経験の乏しさを補う必要性を感じます。
休日にはパドルボーディングやキャンプに行き、アメリカならではの広大な自然に触れたり、キャンパス内にあるスケートリンクやフィールドで、アイスホッケーやアメリカンフットボールの試合観戦をしたりしました。日本とは違いすぐに喧嘩に発展するアメリカのプレイスタイルに初めは驚きましたが、それもまたスポーツ観戦の醍醐味の一つのように思います。また、先週のThanksgiving breakは友人の地元に一緒に帰省し、アメリカの文化に触れることができ、とても素敵な時間を過ごすことができました。
この留学の機会をいただけたことに感謝し、冬学期はさらにたくさんの事に挑戦したいと思います。
- 留学体験記2_2019.2.18
Eastern Washington Universityでの留学生活の半分が過ぎました。今学期はOceanography(海洋学)、Concepts in Sustainability、Poverty, Inequality and Society、Jazz comboという教科を受講しています。OceanographyとConcepts in Sustainabilityは理系の教科であるため、高校生以来、数学や理科の勉強をしていない私にとって第二言語で理系の教科を学ぶことは大変ですが、とてもやりがいがあります。特にConcepts in Sustainabilityでは持続可能な社会をテーマに、人口増加や気候変動などの社会や世界が抱える問題がなぜ起こり、今後私たちの生活にどのような影響が生じ、それを回避または軽減するために何ができるのかを学ぶことを通して、以前から興味がある環境問題についての意識がさらに高まったように思います。また、今学期はJazz comboで初めてジャズサックスに挑戦し、コードを覚えたり、アドリブのセンスが必要であったりと今までクラシックを中心に取り組んでいた私にとって苦戦することがたくさんあります。しかし、中・高校生の頃に大好きだった音楽とサックスに再び関わることができたのは留学を通して好きなことに向き合えるようになったからであると思います。 冬休みの間は友人の家に泊めていただき、アメリカンフットボールやバスケットボールの試合観戦や、クリスマスパーティーなど充実した休暇を過ごしました。New Year’s Eveには友人のお兄さんのウェディングに招待していただき、アメリカのウェディングを経験することが出来ました。アメリカのウェディングの醍醐味であるダンスを踊ったり、New Year’s EveからNew Year’s Dayにかけてカウントダウンをしたりなど、素敵な年越しを過ごすことが出来ました。また、今学期の週末にはスノーモービルの試合を見に行ったり、初めてスノーボードに挑戦したりと冬のCheneyの楽しみ方を知ることが出来ました。
- 留学体験記3_2019.6.13
春学期は最も多忙で、大変なこともたくさんありましたが、これまでに学んできたことをさらに発展させることが出来たとともに、たくさんの人々にこれまでの努力を評価していただけたので、最もやりがいと達成感がありました。授業はEnvironmental Science(環境学)、Disaster(災害に関する地理学)、Sustainability(食に関するサステイナビリティ)、Economics of poverty and discrimination(貧困と差別の経済学)、Jazz Comboを受講しました。テスト勉強や課題に加え、毎日のように30~50ページほどのリーディングをこなさなければならず、気が遠くなるような日々でしたが、英語力が向上したように思います。また、サステイナビリティオフィスでインターンシップをさせていただき、主に食におけるサステイナビリティについて研究しました。Sustainability weekのイベントの手伝いや、研究内容をパネルにまとめ、キャンパス内で生徒たちと食が環境に及ぼす影響について話していく中で、たくさんの人が関心を示してくれたり、共感してくれたりし、発信していくことの大切さを感じました。日本に帰ってからもEWUで学んだことをシェアしていきたいと考えています。
空き時間は出来るだけJazz comboのコンサートに向けて練習しました。コンサートには友人や親しい教授が見に来てくれ、満足のいく演奏ができ、とてもいい思い出になりました。演奏後、音楽仲間たちが前学期からすごく成長したと褒めてくれて嬉しかったです。また、Jazz Bandで演奏する機会もいただき、Comboとはまた違うジャズの楽しさを経験できました。
また、前学期からお世話になっている地理学の教授が、日本に興味を持ってくださり、週に一回日本語のレッスンをしました。日本語を教えていく中で、文法や日本語特有な言い回しなど今まであまり意識していなかったことにたくさん気づきました。 約10か月間のEastern Washington Universityでの留学生活はあっという間に過ぎてしまいましたが、自分が想像していた以上のたくさんの経験を通して、学業面だけでなく、人として大きく成長できたように思います。このような機会をいただけたことに感謝し、留学を通して学んだことを今後さらに発展させていきます。