台湾

留学体験記_銘傳大学_2018.9-2019.6

英語文化学科 3年 S.Hさん


  • 留学体験記1_2018.11.30

8月末に渡台し、台湾での留学生活は早くも4ヶ月目に入ろうとしています。
もう12月になるというのに日中は夏の陽気で、日々着るものに大変困っています。現地の学生にはまだまだ半袖半ズボンで過ごしている人もいて、クリスマスが近いことをつい忘れてしまいます。それでも街中はお店の飾り付けなどにクリスマスムードが漂っていて、違和感がありますが面白いです。

今月は大学の国際交流サークルが企画した東台湾旅行と苗栗県へのキャンプに2度参加し、とても充実した1ヶ月を過ごすことができました。特に東台湾旅行の際に花蓮県で見た、七星潭という海の風景は忘れることができないほど美しく、素晴らしい思い出になりました。日本に帰るまでに、必ずもう一度訪れたいです。
苗栗県でのキャンプでは参加者が皆とてもフレンドリーで、拙い中国語を話すわたしにも根気強く接してくれましたが、もっと中国語が話せたら…!と思う場面が多く、中国語の勉強に一層力を入れたいと思うきっかけになりました。

銘傳大学には数えきれないほど学科があり、様々な分野の授業を受講することができます。わたしは現在、桃園キャンパスと台北の基河分校にて授業を受けています。前期では全て英語で開講される授業を取っていますが、中国語をもっと勉強して後期では中国語で開講される授業を受けてみようと思っています。
日台交流という授業では、大学の日本語学科の学生たちにも参加してもらい、中国語の勉強をしています。彼らと話して気づいたことは、関西弁を学びたいという学生がとても多いということです。間違えを恐れず、日本語をどんどん使って興味津々に話しかけてくる学生たちを見ていると、わたしも彼らに負けじと頑張ろう、という気持ちが湧いてきます。

台北のシンボル、台北101では新年を迎える際に花火が打ち上がるそうです。わたしも友達と台北101で新年を迎えることにしました。今年の大晦日がとても楽しみですが、そろそろ気温が寒くなって、堂々と冬服を着ることができる気候になってくれることを願います。

  • 留学体験記2_2019.2.20

台湾留学も約半年が過ぎ、帰国まで残すところあと4ヶ月となりました。年が明けてからの2ヶ月間は本当に一瞬で、今週から既に後期の授業が始まっていることに時の流れの早さを感じ、驚きを隠せません。

台湾では2月の初めに旧正月があり、台湾の人たちはこの期間、日本のお正月のように家族や親戚と集まって賑やかに過ごします。
前学期の授業で知り合った、銘傳大学の學姐(学校の女性の先輩)に「台湾人の旧正月を体験させてあげるよ!」と誘っていただき、彼女の実家がある大溪を訪れ、旧正月の大晦日からホームステイをさせてもらいました。

台湾の旧正月では、赤い封筒にお金を入れてお世話になった人々に渡す、紅包という特別なお年玉があります。大晦日には學姐と一緒に神社に行き、夜中の12時になると配られる紅包を貰うため夜10時頃から列に並びました。神社から貰った紅包のお金は使わず、お守りのように取っておくそうです。
旧正月が明けると學姐の阿媽(おばあちゃん)の家でご親戚の皆さんと一緒に円卓を囲んで台湾の家庭料理をいただいたり、紅包を贈っていただいたり、學姐の兄妹や従兄弟と麻雀やテレビゲームをして遊んだり、大溪老街に行き食べ歩きをしたりと、兄弟姉妹のいない私にとってはとても新鮮で、日本では体験できない、楽しい時間を過ごすことができました。
もともとは3日ほどのホームステイ予定が、いつの間にか1週間も泊まらせていただきましたが、1日が過ぎるのがあっという間で、とても充実した、貴重な経験をさせてもらいました。

そんな楽しかった冬休みも先週で終わりが訪れ、ついに後期の授業が始まりました。
1月に桃園から台北に引越したので、今期からは台北で開講されている毎朝の中国語授業を受けることができ、また午後からは台北キャンパスで授業を取ることになり、前期とはまた違った新しい環境で学べることをとても楽しみにしています。

年が明けてからの2ヶ月間で住環境や学習環境が大きく変化しましたが、これまでの全ての選択が今の自分にとってとてもプラスになっていると感じます。
日々自分の語学力の至らなさを痛感していますが、後期ではまた気持ちを新たにして勉強に励み、留学生活を思い切り楽しみたいと思います。

  • 留学体験記3_2019.5.31

10ヶ月という留学生活はとても長いようで、帰国まで残り1ヶ月を切った今思うと、一瞬のできごとだったように感じられます。台湾では旧暦5月5日の端午節という祝日が過ぎると、ぐんと気温が上がり夏が始まると言われていますが、既に真夏のような暑さと、それをさらに加速させる土砂降りの雨が続いています。新暦では6月7日に端午節を迎えますが、これ以上暑くなることがないように切に願っています。

2月半ばから、毎朝開講される中国語の授業を受講し始め、現在では友人や先生方、お店の人やタクシーの運転手さんともほぼ問題なく会話ができるようになりました。まだまだ分からない単語や文法は沢山あり、台湾人同士の会話にはまるで着いていけませんが、3ヶ月半授業を受けて、かなりの手応えを感じることができています。台湾に来て初めの頃は、タクシーの運転手さんの話はほぼ聞き取ることができず、何を話されているか分からぬまま頷くことも多かったのですが、先日久しぶりにタクシーに乗った際、運転手さんの家族の話や、車で通り過ぎた観光地の説明、台湾の文化まで教えてもらい、中国語が分かるようになって良かったなと思いました。そのうえ、私の卒業後の進路まで心配してくれ、台湾の人々の接しやすさや温かさに改めて触れることができました。残り1ヶ月、自分の中国語能力をどこまで伸ばせるか、挑戦したいと思います。

大学では、Micro Filmの授業が特に興味深く、他ではなかなか受けられないような講義を少人数のクラスで受講しています。授業中に撮ったショートフィルムを動画編集ソフトを使い音をつけて完成させたり、英語で30秒尺の映像脚本を書き、その舞台装置やカメラの位置、カメラの動きを考えてグループで実際に映像を撮ったりと、初めて学ぶことばかりで毎回模索しながら課題をこなしていますが、そうして未知の分野に取り組むことが新鮮でとても楽しいです。
また、Creative Writingの授業では台湾人学生よりも海外からの学生が多く受講しており、英語を母国語として話す学生、また実際にフリーランスの記者をやっている学生たちと一緒にエッセイや論評文を書く授業を受けることは少し緊張しますが、毎回もっと頑張らないと!と思わせてくれる、やる気の源になっています。
性別與影像という台湾人学生向けの教養授業では、先日中間試験代わりに中国語で1000文字のレポートを書き終えました。幸い、映画やミュージックビデオを用いた授業なので視覚的に内容を理解でき、また教授が交換留学生に優しくしてくださるので、問題なく授業を受けることができています。

大学の授業も大詰めとなり、期末試験が近づいています。残りの課題やプレゼンテーションを悔いなく終わらせて、まだ訪れていない台南や墾丁、綠島旅行にも行き、留学生活最後の1日まで楽しんで帰国したいです!

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