イギリス

留学体験記_セントラル・ランカシャー大学_2015.9-2016.5

英語文化学科 3年 M.Sさん


  • 留学体験記1_2015.11.28

イギリスに来て約3か月、勉強面・生活面共にだいぶ慣れてきて、充実した日々を送れています。勉強面ではやはり日本で勉強してこなかったビジネスを専攻しているため毎回の授業がとても難しく感じますが、様々な国から集まってきたクラスメートと共に授業を受けていく中で文化の違いに気づかされたり授業内容以外でも新たな発見があり、とても楽しく過ごせています。

中でも、私が選択科目で履修しているICC(International Corporate Communication)の授業ではグループワークが多く、これまでの授業でカバーレター(履歴書と共に送付する文書)やプレスリリースをグループで作成したり、5人程で1グループになり架空のPR会社を設立し新たな顧客を獲得するためのPitch Presentationというものを行ったりと、すごく実践的な内容が多いように感じています。クリスマス休暇を前にレポート作成や卒業論文作成の準備等課題は山積みですが、体調を崩さないように気を引き締めて取り掛かりたいと思います。

生活面・友人関係では到着してすぐの頃から感じていたことなのですが、Uclanで日本語を勉強していて過去に本学に留学プログラムを通じて来たことのある学生は皆例外なく親切にしてくれ、困ったことがあればすぐに助けてくれます。私は中でも2人の学生の子と仲が良いのですが、2人とも私の課題にアドバイスをくれたり、期間限定のイベントに連れ出してくれたりと、こちらでの留学生活を充実させる上でかかせない存在となっています。同時に私が彼女たちの日本語のスピーチの添削をしたり、授業で分からなかったところの質問に答えたりとお互いに助け合っている為すごく良い関係を築けています。彼女たちがこのように親切にしてくれるのは、きっと本学滞在時にホストファミリーの方や、国際交流室の方々が彼女たちに対してすごく親切にしてくださっていたからだろうなとひしひし感じています。クリスマス休暇には、この2人のうちの1人の家にホームステイさせて頂く予定なので、それも今からとても楽しみにしています。

  • 留学体験記2_2016.1.27

イギリスでの留学生活も5カ月近く過ぎ、残り半分となりました。12月の前半は年明けに提出する複数のレポート課題に追われ忙しい日々を過ごしていましたが、後半はクリスマス休暇に入り現地の学生やヨーロッパ圏の留学生は大半が自分の家に帰ってしまったので、私は附属高校在学時の短期交換留学プログラムでお世話になったホストファミリーや、UCLanで知り合った仲の良いイギリス人の友達のお家にホームステイさせて頂いてクリスマス休暇3週間を過ごしました。人生で初めての海外でのクリスマス・年末年始となりましたが、周りの方々のご厚意もあって特にトラブルもなく平穏に過ごせました。新年は大好きなロンドンで迎えることができ、テロの懸念もありましたが無事ニューイヤー恒例のロンドンの花火を離れた場所からでしたが見ることが出来ました。

1月の15日には無事21歳の誕生日を迎えることが出来ました。日本では20歳が成人としての節目にあたりますが、イギリスでは飲酒・喫煙・選挙権等が認められる18歳と並んで21歳も成人の節目として大きく祝われるそうです。実際メッセージカード等が売られているお店に行っても、普通の誕生日用のカードと別に18歳用・21歳用のカードが売られているのをみかけました。誕生日当日は高校在学時のホストファミリーが車でプレストンまで迎えに来てくださり、そのままSouthportという小さな町のホテルで2泊させていただきました。その他こちらで出会った友人たちからメッセージカードやプレゼントも頂き、一生忘れることのできない素敵な誕生日となりました。

今週から新しいセメスターが始まり、授業内容も今までと打って変わって新しい分野に入りました。また、今学期中のレポート課題やこちらで提出する卒業論文に関しての説明もあり、今後も忙しくなりそうですが、前のセメスターの反省点も生かして充実した留学生活を送りたいと思います。

  • 留学体験記3_2016.5.5

留学期間も早残り1カ月を切り、今は学期末のテストと課題に追われ日々忙しく過ごしています。渡英した当初は初めて専攻するビジネスや英語圏以外から集まった周りの学生たちに圧倒され、時には苦しい時期もありましたがなんとかこの9ヵ月間の留学生活を無事終えようとしています。

勉強面では日本とは違ったスタイルで日本では学べない分野を専攻できたので、少なからず収穫はあったと考えています。生活面ではこの間、来月に迫ったReferendum(英国がEUに留まるべきか脱退すべきかの国民投票)に関してのディベートを友人と聴きに行ってきました。もちろん私は留学生なので投票する身ではありませんが、イギリスでしばらく生活してきた1人のoutsiderとして、現地の人々がどのようにEU残留・脱退について考えているのかすごく興味があったので、このディベートはとてもいい経験になったと思います。ディベートのパネラーはUclanの教授など識者ばかりで、表面上のありきたりなメリット・デメリットしか思いつかないような私にはとても考えさせられるようなスピーチをされていました。来月の投票はイギリス国内・国外に大きく影響を与えることもあってか、ディベート会場には私と同年代の若者から年配の方まで幅広い世代の方たちがおり、このトピックの関心の高さ、またイギリス人の積極的に政治に参加する意欲が垣間見えました。ちなみに、私が仲の良いイギリス人の友人にこの件に関して質問してみたところ、その子は残留支持派とのことでした。また、その子はロンドン出身なのですが近々ロンドン市長選もあるそうでそのことについても話をしてくれました。日本だと私も含め多くの同年代の子たちは政治に興味・関心がなく、「どう思う?」と聞かれてもはっきりとした意見が述べられる人は少ないように感じますが、イギリスの学生たちは自分の街や国の将来についてしっかりとした考えを持っていて、先ほど述べたディベートの場でも、最後の質疑応答で積極的に手を挙げて発言しようとしている姿がすごく印象的でした。

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