英語文化学科 2年 S.Mさん
- 留学体験記1_2018.10.31
こちらに来て早くも2ヶ月が経ちました。授業は早くも中間地点にき、時の流れの早さを感じています。私は今学期4教科履修していますが毎日予習と課題、テストの多さに忙しい日々を過ごしています。授業では発言を求められることが多く、気を抜く暇もありません。今期履修しているMarketingの授業ではもともと英文科出身でビジネスの知識がなかったため、初めは不安な気持ちも少しありましたが、クラスメイトとお互い協力し合って授業を受けることができ、不安な気持ちもなくなりました。授業自体も期待通りのとても興味深い授業で、知識が増えていることが実感できるためやりがいを感じています。授業の中でも特にCollege Writingの授業は私にとってチャレンジなことが多いです。教科書のチャプター一つ分に加え有名なエッセイを予習として読み、授業内でディスカッションを行ったり、様々なタイプのエッセイを書いたりしています。このクラスは私にとって今期一番の壁ですが、私のライティング力が向上していることが実感でき、履修してよかったと感じています。
私は二人部屋の寮でルームメイトのEmilyと暮らしています。彼女のemotional support animalとして私たちの部屋にはハムスターのPumpkinと熱帯魚のBowieもいます。犬や猫などを私のルームメイトと同じようにemotional support animalとして飼っている人がおり、キャンパス内で犬の散歩などをしている姿を見て、初めはとても驚きました。 セントマーチンズ大学ではイベントが多く毎日何かが行われています。カジノやダンスパーティー、そのほかにもハロウィンのイベントなど盛りだくさんで、退屈する時間はありません。この学校には私の他にも各国からの交換留学生が多く、留学生を対象としたイベントや活動も多くありさらに留学生活を充実することができています。先日は留学生を対象としたボランティアとしてChildren’s Museumで働き、ビーバーのダムの説明をこどもたちするというなかなかできない、いい経験をすることができました。
- 留学体験記2_2018.12.25
Saint Martin’s Universityに来てもう半分となる一学期が終わりました。課題や予習、テスト勉強に大忙しだった今学期も12月中旬の期末テストもって終わりました。期末テストは2教科しかありませんでしたが、そのほかのクラスで最終課題のレポートなどの課題が多く、最後まで気が抜けない一学期でした。今季履修したクラスの中には私自身チャレンジなクラスもありましたが、努力が実り、良い成績を残すことができ、とても満足しています。授業以外にも、秋から冬にかけては特にたくさんのイベントがあり、日本とは違ったアメリカの文化を体験することができ、とても興味深かったです。特にThanksgivingではホストファミリーのお家を訪ね、TurkeyなどThanksgivingならではの料理を一緒に作りました。ホストファミリーの家には親戚などが集まったり、次の日はBlack Fridayという大きなセールがあったりと日本でのお正月のようで新鮮でした。 私は寮に住んでいますが、週末は友人の家に泊まりに行くことが多かったのでアメリカの文化というものを経験できる機会が多かったと思います。一学期を終え、仲良くなった留学生の友達がそれぞれの国に帰ってしまうのを見てとても寂しい気持ちに苛まれました。空港まで見送りに行った時には一学期の早さを実感したとともに残り半分の時間を無駄にしてはならないと感じました。冬休み中は寮をでて、友達の家にお世話になっています。クリスマスの飾り付けを手伝いましたが、私の家とは比べ物にならないほどたくさんの装飾やライトに圧倒されました。クリスマスの捉え方はやはり日本とは大きく違い、教会などに行くことによって身にしみて感じることができました。日本では外に出かけたりすることも多いですが、アメリカではほとんどの店が閉まっていて、家族と家でゆっくり過ごします。ジンジャーブレッドハウスを作ったり、クリスマスツリーのための木を切りに行ったりと今まで経験したことがないことをたくさんすることができ、とてもいい経験になりました。
- 留学体験記3_2019.2.18
冬休みは日本の大学と比べて長く、1ヶ月ほどキャンパスから離れて友人の家で過ごしました。冬休み中には友人とラスベガス、グランドキャニオン、ニューヨークに訪れ、学校のあるLaceyとはかなり違う街の雰囲気などに圧倒されました。日本ではお正月を盛大に祝いますが、アメリカではお正月の日に決まって食べるものもなく、文化の違いも新鮮でした。
冬休みもあけ、ついに最後の学期となる春学期が始まりました。今期はIntegrated Marketing Communications (IMC)、Organizational Management、Fundamental of Entrepreneurship、Global Issuesといったビジネスの授業をメインに履修したのに加え、日本語クラスのアシスタントもしています。ビジネスの授業である、IMC、Organizational Management、Fundamental of Entrepreneurshipの授業はどれも三回生や四回生がとる授業で、経営学科の中でも一番難しい授業で、前学期よりもさらに課題の量が多く、IMCの授業内では実際の企業をクライアントにしたインターンシップのようなものがあったりなどと、かなりレベルの上がった授業についていくために忙しいながらも毎日充実した日々を送っています。日本語クラスのアシスタントでは、日本語の文法などの説明にすこし苦戦することもありますが、先生がどのように教えているかを見て学ぶことも一つの勉強となっています。
新しい学期が始まり、たくさんの新しい出会いもありました。今学期はインドと中国からの留学生が多く来、またそこで新しい文化や考え方を学ぶとともに共通点も見つけることができました。今月は前学期から仲良くなった台湾からの留学生の友達と彼女のホストファミリーとでスキーに行きました。歳は一個しか変わりませんが、彼女の考え方など学ぶことがたくさんで話していてとても楽しいです。 今学期の私の目標の一つはボランティアの仕事をたくさん経験することです。授業や課題で忙しい日々が続いていますが、先日フードバンクのボランティアに行きました。フードバンクと名前で聞いただけではわからないことも実際に訪れることで意外な発見などもありとても興味深い時間を過ごすことができました。セントマーチンズにはボランティアをする機会もたくさんあるので、これからも積極的に参加していく予定です。
- 留学体験記4_2019.4.27
アメリカに来て最後の学期である今学期ももう終わろうとしています。今学期は期末テストに加え、プレゼンテーションとレポートがどれも全てのクラスであり学期末となった今、非常に忙しい日々を過ごしています。私は3教科ハイレベルなビジネスの授業を受講していますが、どれも課題や苦悩に見合う学びを得ることができ、受講してよかったなと思います。特にIMCの授業では実際の企業と働く機会があり、授業や教科書だけでは学べない本物の社会の一部に触れることができ、一筋縄では行かないこともたくさんありましたが、学んだことを活用できる機会となりとても意味のあるものになりました。そのほかにも、社会科見学として学校から少し離れた企業にお邪魔し、会社の概要を聞いたり、工場で製造行程を見学させてもらったりと、面白い経験もすることができました。Fundamental of Entrepreneurshipの授業では、シミュレターを使いチームメイトと一つの架空の会社を経営しましたが、いい利益を残せる時と、うまくいかない時があり、そのたびごとにチームメイトと結果を分析し、利益向上に向けてお互いの意見を出し合い運営していくのはとても興味深かったのに加え学びも多かったです。
アメリカの大学と日本の大学の違いの一つとしてあげられるのが、多様性の違いですが、私のクラスメイトの中には、軍隊を引退してセントマーチンズ大学に来ている人も多く、ただ同年代のクラスメイトの意見を聞くだけではなく、特に社会に出た後や所帯を持っている人の意見や情報はいつも意表を突かれ、あまり日本の大学では経験出来ないことができ、アメリカの大学に来てよかったと思います。
今学期は前学期ほどボランティアの機会がなかったのは少し残念でしたが、何度か異文化交流のパーティーでたくさんの子供達に日本の文化について伝える機会がありました。そのほかにも、日本語の授業のアシスタントでは、授業内で書道や茶道をする機会があり、日本の文化を直接教えるのは私にとっても良い勉強となりました。
今学期が終わるとすぐに卒業式があります。私の友達も今学期で卒業する人が多く、セントマーチンズ大学を離れる寂しさや今後について共有できてよかったです。私も卒業式に招待してもらったので、アメリカ流の卒業式に初めて参加できるのがとても楽しみです。 セントマーチンズ大学での約10ヶ月は本当に一瞬でとても寂しい気持ちが募る中、あと二週間は学期内でも重要な期間なので、期末テストやプレゼンテーションをいい結果で終えられるように気を抜かずに頑張りたいです。