台湾

留学体験記_銘傳大学_2019.9-2020.7

英語文化学科 3年 Y.Wさん

※新型コロナウィルス感染症の影響により、2020年4月に留学を中断しました。

  • 留学体験記1_2019.11.30

台湾に到着してからまもなく3カ月が経過します。もうすぐクリスマスがくると思うと、時間の流れの速さに驚きを隠せません。今学期は授業を9つ履修していますが、その中でもSocial Media and Diplomacyという授業がとても興味深いです。外交については、中高生のときにも政治経済の授業で学習したことがありますが、当時はほとんど興味を持てなかったことから、深く考えたことはありませんでした。この授業は、様々な国籍を持つクラスメイトから構成され、授業は先生からの問いかけや、その問いかけに対するディスカッション、プレゼンテーションが行われますが、授業についていくことに必死な状態です。クラスメイトの近代外交の歴史や世界の最新ニュースに関する知識に圧倒されています。余裕をもって授業に参加できるようにするために、最近はABC newsやBBC newsを毎朝視聴し、図書館では雑誌や本を読むように心掛けています。

この授業を通して、政治は他人事ではなく身近なものであること、積極的に意見を主張することの大切さに気付かされました。台湾の人々は、教師陣だけではなく学生も香港の動向にとても敏感です。学生の中には香港出身の人もいて、日本人とは違った観点で展開されるディスカッションは緊張感がありながらもとても刺激的です。

10月10日は台湾のNational Holidayだったので、10~13日にかけて友達と大渓老街、台中、そして、十分と九份へ旅行に出かけました。忙しいスケジュールでしたが、美しい景色やおいしいご飯を存分に楽しみ、いい気分転換になりました。11月上旬に行われた中間考査を無事に終えたものの、サークルや日々のタスクに追われる毎日ですが、とても充実した生活を送っています。毎週末は主に友達と有名な観光地や郊外へ遠出したり、近くのカフェでブランチを食べながら会話を楽しんでいます。

交換留学の前に少し中国語を勉強しましたが、まだまだ現地の方々との会話はままなりません。それが悔しくて、中国語上達のために台湾の友達数人にチューターになってもらい、中国語の授業に関する質問をするようにしています。10カ月という短い期間ですが、留学を終えるまでに台湾の友達と中国語で日常会話ができるようになることが私の目標であり、友達への恩返しだと考えています。

台湾に来てから驚いたことはたくさんありますが、中でも台湾人の日本への関心の強さには一番驚きました。今まで台湾を訪れたことがなかった私の台湾に対するイメージは’’タピオカ’’や’’人気の海外観光地’’そして、’’親日国‘’だけでしたが、台湾人側は日本のトヨタ、ユニクロをはじめとする有名ブランドや寿司、ラーメンなどの食べ物、キャラクター、アニメ、地名、文化など、日本についての知識が豊富です。そして、日本製品への信頼が高く、テレビのCMなどで、「安い」、「簡単」、の次に「しかも日本製」という決まり文句があるほどです。                                                               期末考査に向けて授業内容はより難しくなり、課題も増えてきていますが、生産的な日々を送れるように毎日のルーティーンを維持するとともに、常にサポートしてくれる友達への感謝の気持ちを忘れず今後も精進していきます。

  • 留学体験記2_2020.2.19

年末から1月上旬にかけて行われた期末考査を無事に終え、今は旧正月を含めた冬休み期間中です。本来2月17日から始まる予定であった2学期は、コロナウイルスのさらなる感染拡大を未然に防ぐため、3月2日からの開始に変更されました。外出時はマスクを装着し、帰宅時には手洗いうがいをするなど、基本的な予防に努めています。

以前の留学体験記で興味があると言っていたSocial Media & Public Diplomacyという授業で、期末考査前に、学生それぞれがこの授業に関連するトピックを自由に決めてプレゼンテーションをする機会がありました。そこで私はスポーツ外交に目を向け、母国で開催される東京オリンピック・パラリンピック2020というメガスポーツイベントの外交的な目的とそれに向けた戦略について発表しました。ソーシャルメディアで気軽に意見を共有できる現在と、日本で初めてオリンピックが開催された1964年とは、様々な面で大きな違いがあることについても話しました。この授業で行った学生同士のディスカッションやプレゼンテーションを通して、グアテマラやモンゴル、インドネシア、ブラジル、南アフリカ、そして台湾といった国籍を持つ学生から日本の素晴らしさに改めて気づかされました。そして、日本人であることへの誇りを持つとともに、クラスメイトから聞いた各国の問題を公平的に考えて解決するお手伝いを間接的にでもしたいと思いました。

生活面では、12月に現地の友達が私の誕生日をお祝いしてくれました。台湾人が冬によく食べる羊肉爐という火鍋をみんなで囲んで食べた後に、ケーキとプレゼントをもらいました。年越しには、クラスメイトで湯圓という日本のお雑煮に似た食べ物を一緒に作り、食べてから、数人で台北に行き、台北101から打ち上げられる花火を観ました。想像よりもはるかに迫力があり、とても綺麗で圧倒されました。冬休みの間に、台南や高雄、屏東に友達と旅行に行きました。中でも、屏東縣の墾丁という台湾最南端のリゾート地では天候に恵まれ、青い空と海を存分に楽しみました。2月中旬に日本から大学の友達が遊びに来てくれました。コロナウイルスの心配があり、卒業論文や就職活動で忙しいにも関わらず来てくれたので、とても嬉しかったです。

大学入学時には全くはっきりしていなかった卒業後の進路が、この3年間を通して徐々に見えてくるようになりました。欲張らず、私らしく、周りの人たちに感謝して、笑顔で残りの約4カ月を過ごしたいと思います!

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