台湾

留学体験記_銘傳大学_2018.9-2019.6

英語文化学科 2年 H.T


  • 留学体験記1_2018.11.29

台湾に来て早くも3ヶ月が経ちました。3週間ほど前に中間試験を終え今はまた期末試験やプレゼンテーションに向けて準備を進めています。今学期は6教科履修しており全て英語で授業を受けています。観光学や国際関係論など初めての分野ばかりで初めは不安な気持ちもありましたが、先生方やクラスメイトのおかげで毎日忙しくも楽しく授業を受けています。銘傳大学では交換留学生はどの学科の科目を履修しても単位を習得することができるので自分の興味のある分野に合わせて履修することが可能です。授業は主にPowerPointを使用して行われそのファイルも学生にシェアされるので自宅学習もきちんとできます。また全ての科目でプレゼンテーションがあり、日本であまりそのような機会がなかったので初めは戸惑いましたが他の学生の発表方法やスライドの作成方法からどのようにすれば興味を持ってもらえるのか、など新たなことを学ぶ良い機会になりました。グループプレゼンテーションもあり他の学生たちと共に考えることで自分とは違う観点からの意見を得ることができるのでとても勉強になっています。特に他国の留学生は全く違う文化や歴史を持っているので様々な考え方を吸収しつつ私も日本の事を発信する事でお互いの理解を深めることができると感じています。今回履修している中で私は観光学に一番興味が湧きました。これまであまり関心がなかったため考えることもなかった観光とビジネスを結びつけ、どのようにプロモートしていくかなどまだまだ知識は少ないですがとても内容の濃い授業です。 私は初めての一人暮らしで、それも海外ということで最初は不安でしたが現地の学生も寮やアパート暮らしが多く、彼らの温かいサポートのおかげで最近では慣れてきました。また、三食外食文化で日本では毎日母の作る美味しい手料理を食べていた私にとって衝撃ではありましたが今では現地の友人とおしゃべりに夢中になりあっという間に時間が過ぎていて大変楽しい時間を過ごしています。現地の友人との中国語での会話はまだまだついていけないことも多いですが、同じクラスの台湾の人たちが優しく声をかけてくれて休日には台湾のオススメの場所にたくさん連れて行ってくれ、その場所の有名なスイーツや食べ物を紹介してくれます。あと、台湾では夜市が有名で色んな地域にあり夜市巡りも堪能しています。友人の観点はまた日本から見ていた台湾と違っており毎日新たな発見が多く様々な日本ではできない経験をたくさんさせてもらっています。これからも友人に感謝の気持を忘れず楽しい時間を過ごしていければと思います。

  • 留学体験記2_2019.2.19

台湾での生活も早くも折り返し地点になり後期の授業も始まりました。年末年始には台北・淡水にある友人宅に1週間お泊まりさせてもらい、念願の台北101での年越しを体験することができました。初めての外国での年越しでとても豪華なカウントダウン花火を見ることができ大変な盛り上がりでとても感動しました。友人のご家族と円卓を囲み台湾の家庭料理を食べたり、元旦には台湾の伝統料理である火鍋を食べたりと日本とはまた違った年越しを経験することができました。また冬休み中は台南に実家のある友人宅にお邪魔させていただきました。台南までは台湾鉄道で片道4時間と長旅でしたが、列車から見える風景からは土地の移り変わりを感じることができ途中通過した街にもまたいつか行ってみたいと思いました。台南は昔は今の台北のように一番栄えていた場所だそうで、台湾料理発祥の地だけありご飯がどれもとても美味しかったです。台南は思っていたよりも都会で日本統治時代の名残が多く残っており日本人が建てた百貨店や銀行がありました。天候も台北とは違い冬でも27度ぐらいあり、まるで夏のような暑さでした。時の流れもとてもゆったりしており普段の生活とは違う有意義な時間を過ごすことができました。淡水、台南どちらのご家族もとても温かく歓迎してくださり、日本とは違うおもてなしを受け、友人を始め家族の方にも感謝の気持ちでいっぱいです。後期の授業ではもっと中国語能力を向上させたいと思い、台北キャンパスまで毎日1時間半かけて通学することに決めました。月曜日から金曜日まで午前中の3時間、中国語の授業を他の国からの留学生と一緒に受けます。細かくレベル別に分かれており、私のクラスは13名の少人数クラスで韓国、インドネシア、タイからなどのクラスメイトです。クラスメイトはとても勉強に対する意識が高く、私自身のモチベーションが上がっています。そのような雰囲気の中でもみんな親しみやすく温かいアットホームな感じです。午後はビジネス用語や貿易の基本的な知識を学んだり、貿易関係業務の授業など前期とはまた違う分野で興味のある授業を取ろうと考えています。今期は前期と比べてハードな生活になりそうですが、体調には十分気をつけて残りの生活を充実したものにしたいと思います。これからも周りの友人と台湾のたくさんの素敵な場所に出かけたり、また新しく出会う友人とも交流を深められればと思います。

  • 留学体験記3_

台湾での生活も早くも残り1ヶ月となりました。4月には1週間の春休みがあり、台湾中南部の嘉義に実家のある友人宅に行かせていただきました。今まで行った台湾のどこの場所よりも田舎でローカルな台湾生活を楽しむことができました。清明節という祝日には潤餅という揚げない春巻きを食べるのが伝統でご家族の方が材料を全て手作りで用意してくださり自分たちで好きな材料を包んで食べました。その休みが明けるとすぐに中間テストやレポート、プレゼンなどに追われ特に忙しい毎日でした。5月にはクラスメイトと週末に高雄と台湾最南端の墾丁まで旅行に行ってきました。台北と違いすでに真夏のような暑さでしたが、友人と素敵な時間を過ごすことができ大変良い思い出になりました。また台湾の東部にある宜蘭にも友人と行ってきました。自然がとても豊かでサイクリングやキャンプをし、今までとは違った旅行になりました。台中にも友人と日帰り旅行し、たくさんの友人と様々な場所に行き全く違う雰囲気などを楽しむことができました。
今学期は中国語の授業に加え通常の授業も専門的な科目が多く課題も多いため多忙な毎日ですが、新たに吸収することがとても多く前期とはまた違った収穫があり嬉しく思います。特に5月に入ってからは毎週プレゼンなどがあり忙しくも充実した毎日を過ごしています。Business Englishという授業では就職活動に向けて専門的な履歴書の作成、企業が抱える問題点を提起するプレゼンなどがあり多様な視点から物事を分析することを学ぶことができました。International Trade Practiceでは日本の市場を分析し、ビジネスプランをプレゼンする課題がありました。約3週間かけてメンバーと作成し先日無事終えることが出来ました。初めての分野ばかりでリサーチなど大変なことも多くありましたが、新たな知識を得ることができる上に、成し遂げた時の達成感は自分の自信にも繋がりました。
今学期は多くの新たな友人との出会いもあり彼らからたくさんの刺激を受けることができ私自身の成長にも大きく繋がりました。多様な友人との交流で新たな考え方や捉え方を吸収することができ、あっという間の9ヶ月で時間の経過を本当に早く感じます。残り1ヶ月も後悔の残らないよう勉学面でも、生活面でも充実した毎日を送れたらと思います。

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