生活環境学科 2年 S.Kさん
- 留学体験記1_2016.8.7
留学がはじまって5ヶ月経ちました。10ヶ月なので半分が過ぎてしまいました。2月、3月あたりは時間がゆっくり流れていた気がするのに今では驚くくらい時間が経つのが早いです。語学堂の夏学期も始まったばかりだと思っていたのに修了式まで1週間をきりました。全学期には先生が話し始めたら他のことをやめて集中しないと話を聞き取れない時もありましたが、慣れてきたのか今では他のことをしながらでも先生の話を聞き取れるようになり、そんな自分の小さな変化でも嬉しく思います。
今学期の語学堂の文化体験では中間テスト後に日帰り旅行のようなものに行ってきました。その時、百済文化団地とテチョンの海水浴場にも行って写真もいっぱい撮れ、個人的には春学期の運動会よりもいろんな人と交流できて楽しかったです。なにより歴史に興味のある私は百済の建築物を見ることができてよかったと思いました。
また、7月17日にははじめてTOPIK試験を受けました。私のレベルは中級ですが受験したTOPIKⅱは中級と高級が一緒になっているものなので後半がとても難しかったです。自信はなかったのですが目指していた級より一つ上の4級に合格することができました!日に日に韓国語の成長を感じ取れていますが、秋からは語学堂の授業をとるか、とらずに大学の授業を聞こうか迷っていて自分のいまの韓国語力に焦りも感じています。
もうすぐはじまる夏休みにダラダラせずに遊びも勉強も後悔せずにして楽しく過ごしたいと思います。今月で留学期間が終わって帰国してしまう先輩たちもいます。すごく寂しいですが、なんだか自分の半年後の姿を見たような気持ちにもなりました。私たちもあと半年なんだと、改めて限られた時間の中で留学生活を送っているんだと思い返しました。
留学体験記3_2016.10.2
約3週間の短い夏休みが終わり先月9月1日から大学の授業がスタートしました。夏休み中は一時帰国せずずっと韓国にいました。日本から去年一緒に短期語学研修に参加した友達が遊びに来てくれたので1日テジョンを案内しました。
授業については一学期は語学堂の授業と日本人留学生必修の授業しかとりませんでしたが今期は日本語学科の専門科目もいくつか履修しました。授業で使う教材も日本語のものを選んだのですが予想以上に大変です。授業中に教科書本文の韓国語訳をしたりします。復習ももちろん大切ですが韓国の大学では予習が重要であるように思いました。教材は日本語でも授業は当たり前に韓国語なので予習でその日学ぶページにしっかり目を通していく必要があります。授業でよくわからなかった部分を復習するようにしています。
そして9月10日には国際交流チームの元日本人担当のジョンヒョン先生の結婚式に参列してきました。日本と違い先生の結婚式は30分ほどで終わる簡易的なものでしたが日本と韓国の文化の違いを体感することができました。なにより素晴らしい日に立ち会うことができてよかったです。
また、今年は9月15日がチュソクでした。チュソクの前後1日も連休で休みになるので友達と釜山旅行に行ってきました。友達の知り合いが釜山にいたのでその方の家に泊めさせてもらいました。はじめて韓国の家庭に入ったのでホームステイをしているような感じでした。日本語が少し出来る方でしたが会話はだいたい韓国語を使うようにしました。チュソク当日には親戚同士が集まって法事をするのですがその法事にも参加させてもらいとても良い経験になりました。
- 留学体験記3_2016.12.10
韓国での大学生活も残り2週間ほどになりました。やっと大学の授業に慣れてきた頃にもう終わりが近いので少し残念にも思います。韓国の大学生に混じって授業を聞いて大変でしたが多くの刺激をもらいました。大学に自習室があるのですが試験が近かったり試験期間になると夜遅くまで自習室にこもって勉強をする学生で溢れていてはじめて見たときにはすごく驚きました。日本ではそんなにテスト前に勉強をしている学生たちの姿を見たことがなかったので環境の違いが大きいなと思いました。夜遅くまで学校の施設が空いていること自体にも驚きました。日本にもそのような設備が整っていたらいいのになと思います。
また、11月の中旬には韓南大学にいる留学生のための就職キャンプに一泊二日で行ってきました。韓国の企業見学、名所観光、韓国での採用動向や履歴書の書き方など役に立つことを知ることができました。私は大学2年生でまだ就職について詳しく考えたことがなかったので韓国でこのような行事に参加して、将来について考える良い機会にもなりました。
11月末には語学堂秋学期のクラスメイトたちと旅行にも行ってきました。今まで外国人の友達とおしゃべりしたりどこかに遊びに行ったりはしていたのですが、大人数で旅行に行くのは初めてでした。二日間ずっと一緒に過ごしたのでお互いの知らなかった面も知れたりして仲が深まったと思います。素敵な思い出になりました。
留学生活も残りわずかです。はじめは新しい発見ばかりで毎日が新鮮でしたが、すっかり慣れた今でもここでできた友達と過ごす日々はとても楽しいです。もうすぐこの生活が終わるかと思うととても寂しいですが、残りの時間を後悔せずに国内旅行に行ったり、韓国でしかできないような経験をし、大切にしていきたいと思います。