情報メディア学科 2年 A.Uさん
- 留学体験記_2016.8.1
韓国に来て5カ月が経ちました。今、夏休みではありますが、私は日韓国際セミナーの準備や日語日文学科主催の学術祭のお手伝いをして毎日それなりに忙しくすごしています。来たときはあんなに寒かったのにもうすっかり夏が来ていて、時の流れのはやさを実感しています。韓国語の実力は自分でも伸びたのではないかと思えます。美容院で美容師さんと話していても外国人と気づかれなかったときなどは嬉しくなりました。このように私の韓国語能力を向上させてくれたのは韓南で出会った韓国人の友達だなと感じます。毎日のようにごはんに誘ってくれたり、連絡をとるなかで次第に韓国語の会話力が伸びていったと思います。7月は誕生日だったのですが、本当にたくさんの人に祝っていただき、サプライズでケーキやプレゼント、たくさんの人の手書きメッセージがつまった一冊の本までいただきました。一生忘れられない二十歳の誕生日です。ここでの出会いに感謝した一日でした。
8月頭から始まる日韓国際セミナーでは韓南チームとして参加させていただくことになり、今はその準備としていろんな学科の学生のみなさんと一緒に発表の準備で忙しいです。班には日本人学生が私しかいないので日韓の文化比較に関する原稿を私がすべて翻訳したりと少し大変な部分もありますが、みんなと頻繁に集まりながら作業を進行していくのは新鮮でもあり、いい経験ができているなと感じます。韓国の大学は班別課題やプロジェクトが非常に多く、それを経ていく上でも、日本と韓国の個人と集団に対する考え方の違いを感じる場面が多くあります。文化や社会の性格も、似ているようでまったく違います。その違いによって戸惑うことももちろんありますが、それにうまく適応しつつ自分をしっかり持って残りの半年を充実させたいと思います。明日から8月。8月15日は特別な日。日本では戦争と平和について考える終戦記念日であり、韓国では日本からの植民地支配が解放されたことを祝う光復節です。この日を日本人である私が韓国で過ごすことの意味をもう一度よく考えてみたいと思います。
- 留学体験記2_2016.12.5
韓国の冬がやってきました。紅葉はもう完全に枯れ、大田にも初雪が降り、いよいよ本格的に寒くなる頃。韓国の友達に勧められて、大きなダウンジャケットを購入しました。
11月11~12日にかけて、留学生のフィールドトリップがありました。今回の目的地はビビンバ発祥の地、全州。私は前回のトンヨンに続き、2回目の参加でした。9月から韓南に来た学生も多かったので新しい顔ぶれもたくさんで、新鮮で楽しい旅行でした。
私は1年を通して日本語圏のドウミだけではなく、他の言語圏のドウミとも仲良くなったので、みんなで旅行に行くのも最後だと考えるととても寂しかったです。留学生も人数は多いですがみんな仲が良くフレンドリーで、知らない間に私の心の壁を壊してくれます。日本ではこのような大勢の知らない人と一緒になると自分から話しかけたりしない方ですが、韓国にきてたくさんの外国人と関わるようになってからは自分でも変わったなと思うほど積極的になりました。外国の友達と遊んでいると、想像もできない行動に驚くときもありますが、そんなこともすんなり受け入れられるようになりました。感謝と思い出で溢れるフールドトリップとなりました。
もう大学はテスト前にはいり、授業を受けるのも残り少なくなってきました。2学期は本当にあっという間に過ぎてしまって、もっと勉強したいのにとても残念です。イベント経営論で計画していたイベントも無事成功しました。その間みんなで協力しながら忙しく過ごしていましたが、やっと終わったのでホットしている反面、とても寂しい気持ちでいっぱいです。広告コピー論でも最後の発表を終え、教授が最後にみんなの前で私を褒めてくださり本当に頑張ってよかったと思いました。残りは班別の期末課題が残っていますが、同じ班のみんなといいものを作って提出できるように最後まで頑張りたいです。
帰国までちょうど1カ月になりました。私は誰よりも充実した留学生活を送った自信がありますが、それを確実なものにするためには締めくくりが一番大事だと思っています。私がここで過ごした時間をより良い記憶にするためにも、あと1か月しっかり過ごしたいと思っています。